和訳と咀嚼
チャートに示すように、資産価格が高騰するにつれて、個人がリスクを追い求めるようになる。ETF投資の集中は、投資家が単にモメンタム依存の投資領域に入った事を示唆する。
以下に示すように、米国個人投資家協会のデータを見ても同様だ。
上記のAAIIチャートには株式対キャッシュの割合を示した。 1997年以来の最低水準の現金水準と、1999年と2007年以降の最高水準に近い株式配分は、投資家が機能的に「オールイン」になっていることを示唆している。
個人による株式リスクへのエクスポージャーが歴史的に高水準である。つまりこれより先、市場価格を大きく上昇させるための、個人の買い余力はほとんど無いだろうと言う事だ。
以下に示す株式/キャッシュレシオは、より重要な市場のピークと通常一致するレベルにある。
最良の意図、中央銀行の介入にもかかわらず、資産価格を押し上げることは短期的には良い考えのように見えるかもしれないが、長期的には経済成長にマイナスの影響を与えた。
こうして金融政策の反復的なサイクルにつながる。将来の消費を引き延ばすために金融政策を使用することは、今後も継続的に補充されなければならない大きなボイドを残す。
金融政策は自立的な経済成長を生み出すものではないため、同じ水準の活動を維持するためには、より大きな金額の金融政策が必要となる。
ファンダメンタルズと現実の「ギャップ」を埋めることは、消費者の収縮をもたらし、経済活動が後退するにつれて最終的には景気後退となる。
雇用の損失が増加し、富の効果が減少し、実質の富が破壊される。
中産階級はさらに縮小する。
中央銀行は、景気後退を相殺し、将来の消費を引き込むことによって経済成長を再開するために、より流動性を提供するよう行動する。
繰り返しだ。
信じられないなら、ここに証拠がある。
株式市場は、2007年のピーク以来60%以上上昇した。これは、企業売上成長率の3倍以上、GDP比30%以上だ。株式市場の過去最高水準は、FRBのバランスシートが4.5兆ドル、株式買い戻し、PEの拡大、ZIRPの増加によるものだ。
これらは、株式の平均評価を過去最高に押し上げている。
しかし、バリュエーションの議論があるときはいつでも、「低金利はより高いバリュエーションを正当化する」と常に言われる。しかし、それは経済は健全でフル稼働に近いため言える事だ。
紹介はここまでで充分だろう、後は今後何が起こりえるか、よく考えておくべきだ
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。