2018年5月7日月曜日

溢れかえる、景気サイクルの終盤論

プロは株式へのエクスポージャーをかなり縮小しています。


何を読んでも米国景気サイクル終盤論が盛んで、実際プロ投資家のポジションはそれを意識している様に見えますが、果たして正しいのでしょうか?

例えばモルガン・スタンレーはこの様にフラッシュレポートを出しています。

「強気相場が9年間に及ぶ中、少なくとも米国の景気サイクルは最終局面にありーー」


ベア派の論調の殆どがこれと同じ主張のものです。皆が注目している事は実現し難いのが相場です、織り込んじゃう訳です…。

ドル安論者も同じです。例えば第一経済はこの様にレポートしています。

「為替市場では「日米金利差拡大→USD/JPY 上昇」と直結して考えることには距離を置きたい。米国の長短金利差が急激に縮小するなど米景気ピークアウトの兆候が散見されている下、為替市場では中長期的な USD の強さが共有されにくいとみられる。」


これも同様の主張ですね。

昔、調査した物をまとめて書いたことがあります。「コンセンサスこそを疑え」とかいう内容のものです。好景気の終盤論、説得力はありますが、ある意味コンセンサス。果たして今度はどうなるでしょうかね。

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