2018年4月30日月曜日

宮田直彦さん(MUMS)

【日経平均・TOPIX】
(サード・オブ・サード上昇入りの可能性が高まっている)


日経平均の 16 年 6 月安値(14,864 円)からの上昇は第(3)波とみており、その中の第 1 波は今年 1 月高値(24,129円)で終了したとカウントできる。

そして今年 3 月 26 日安値(20,347 円)から第(3)波の第 3 波、すなわち「サード・オブ・サード」という、もっともダイナミックな強気トレンドに突入した可能性が高まっている。

その通算上昇幅(率)は、第(3)波の第 1 波(9265 円、62%)に等しいか凌駕すると予想でき、それだけで日経平均は 3 万円に達する可能性がある。

2018年4月27日金曜日

米国逆イールド化を懸念すべきか(NRIファイナンシャルソリューション)

http://fis.nri.co.jp/ja-JP/knowledge/commentary/2018/20180426.html

逆イールド化(長短金利差逆転)は景気後退入りのサイン
米国では、イールドカーブのフラット化が進んでいる。先週は、財務省証券2年物と10年物の利回り格差が一時0.4%程度と、実に10年振りの低水準にまで縮小した。セントルイス連銀のバラード総裁は、FRBがさらに利上げを進めていくなか、長短金利が逆転する、逆イールド化が向こう半年のうちに生じる、と発言している。金融市場がイールドカーブに注目し、逆イールド化が生じるかどうかに強い関心を抱くのは、それが景気後退の先行指標であると考えているためだ。
10年と2年、あるいは10年と1年の利回りで逆イールドが生じると、1957年以降の経験では、その後に景気が後退に陥るケースが多い。サンフランシスコ連銀によれば、10年と1年の利回りが逆転すると、それは向こう半年から2年の間に景気後退局面が始まるサインになるという。

逆イールド化が景気後退の先行指標となるメカニズム
逆イールド化が景気後退の先行指標となる理由はいくつか考えられるが、2つ例を挙げれば、第1に、短期で資金を調達して長期で資金を貸出す銀行にとって、逆イールドが利鞘の悪化をもたらし、長期の資金貸出を抑制するインセンティブが生じる。これが景気を悪化させるのである。第2に、長期金利は先行きの短期金利の見通し平均値で決まる(正確にはそれにタームプレミアムが上乗せされる)という期間構造モデルの考え方に従えば、逆イールドは、現在の短期金利が長期平均値を上回っているとの市場の判断を反映している。これは、現在の短期金利の水準が高過ぎて、つまり金融引き締めが行き過ぎており、景気を悪化させてしまうというオーバーキルのリスクがあることを市場が感じていることの反映である。

逆イールド化は市場の景況感と金融政策姿勢に影響
しかし、逆イールド化が近い将来の景気後退入りを強く示唆しているとまでは言えない。第1に、逆イールド化が生じても景気回復は続き、その後、逆イールドが解消されるケースもある。これは逆イールド化が誤ったサインを送った場合であり、1966~1967年がこれにあたる。また、逆イールド化は景気回復の中盤頃に既に生じ、そこから景気後退入りまでに相当の時間を要したこともある。1977年、2005年の逆イールド化などが、その例に当てはまる。イールドカーブに基づくニューヨーク連銀のモデルでも、米国経済が来年に景気後退に陥る可能性は、まだ11%とされている。
また、現在の長期金利は、FRBによる国債買入れの影響を強く受けているという点が過去とは異なり、その結果、過去の経験則が単純にあてはまらないとも言える。
しかしそれでも金融市場は逆イールド化を警戒している。また、セントルイス連銀のバラード総裁のみならず、新たにニューヨーク連銀総裁となるウィリアムズ氏も、逆イールド化を警戒している。この点から、逆イールド化は、金融市場の景況感を悪化させ、FRBの金融引き締めをより慎重化させるきっかけとなり得る、という点から引き続き重要な指標である。

中長期的にかなり円安に進む可能性

CoTデータです。こちらでは投機家は5年ぶりの規模の円ロングです。


最近の円の下落と共に、これから投機家の円ロングポジションは投げ売りする事になるでしょうか?ーーそうだとすると中長期的にかなり大きな円安が待っている可能性が有りそうです。

久し振りにこの図を出します。


【重回帰式】過去の8年間
ドル円=(9.08×日米金利差)+(0.08×日銀資産)+(▲0.04×FRB資産)+77.60 (決定係数0.59)

2018年4月26日木曜日

宮田さんドル円予想

(日足は一目均衡表の雲をブレイク、短期的にも 110 円試しへ)

4 月 25 日には一時 109.45 円までドル/円は上昇、日足は 1 月 10 日以降で初めて一目均衡表の雲を上回りチートは一段と好転した。

ドル/円は短期的にも 110 円を試すだろう。110 円前後には以下に示すように様々な節目が重なっている。

《110 円付近の節目》
109.65 円…17 年 11 月 6 日(114.73 円)から 3 月 26 日(104.56 円)までのドル/円下落に対する半値戻り、週足ベースの基準線

109.66 円…24 ヵ月 MA、企業想定為替レート

109.69 円…26 週 MA

109.95 円…トライアングル中 C 波の下落に対する 38.2%戻り

110 円…心理的節目

110.27 円…200 日 MA

110.53 円…52 週 MA

(52 週 MA を超えた後のメドは 112 円台)
52 週 MA を超えると、次は(B)波トライアングルの上辺を目指すだろう。それは現在 112.63 円にある。

みずほ:マーケットフォーカス

 4/24のNY市場で、米10年債利回りが4年3ヵ月ぶりに3%台に乗せた 。

 ドル円相場は、いったんは金利上昇を評価したドル買いとなり1ドル=109円台へ乗せたが、その後米国株の下落を嫌気したリスク回避の円買いとなり、108円台後半に反落。(現在109円)

 今回の動きが2月のような「金利急上昇・株価急落・ボラティリティ急騰」といった混乱につながるか、目先見極めへ。混乱となれば円高、冷静な対応となればドル高の可能性

 みずほ証券投資情報部では米長期金利の3%台乗せは米経済を反映した適正な水準とみて
おり、混乱にはつながらないと予想。引き続き米国の緩やかな金利上昇と、本邦長期金利の低位安定が続くとみており、金利差拡大は来年にかけてもドル円を下支えへ


みずほ証券投資情報部では、基本的に今回の下落が2月のような混乱につながるとは考えていない。米国の成長率や物価、政策金利や財政収支などを基にした当部のモデルによれば、グラフの通り現状の長期金利3%は米経済を反映した適正水準。2018年年末には3.4%程度への上昇を見込んでいる。財政に対する
懸念は確かにあるものの、現状程度の金利水準は米国の経済成長と利上げを適切に評価した水準であり、市場も冷静な対応に落ち着いていくだろうとみている。

2018年4月25日水曜日

勝手に焦っている株式市場

金融市場ウィークリー

S&P500の変動を示すVIX指数は3月中、じわりと上昇しているが、米国債の変動を示すMOVE指数、ドル円/ユーロドルのボラティリティはいずれも低下傾向を示しており、決してレトリックに反応してはいない。

つまり、株式市場だけが大統領のレトリックにやや敏感に反応していたことがわかる。同時に、S&P500予想EPSの推移を見ると2月以降、ほとんど変化していない。つまり、企業業績に与える影響を織り込むイベントではなかったということになる。

キタコレ

…と、思わざるを得ません?米国株の下げ幅に比して軽傷である日経225です。


普通、これは東京タイムに下げ方向へ是正されるだろうと考えるべきなのかも知れません。

…しかしながら、私の主張は大胆で、「2018年日本株の米株離れ」です。日本株が米国株をアウトパフォームして行く日が来る。2017年頃からいつか来る、としていたその予想。キタコレ、と思ったのでした。

ちょっと頭おかしいと思われるかも知れませんが、日経27,000円は私のノーマルシナリオである事に変化が無いのですw

2018年4月24日火曜日

溜まりすぎのドルショート

ゼロヘッジによると、ドルショートが大きく溜まっています。巻き戻しは相応の規模になるのでは無いでしょうか。


米ドル指数は昨年から一貫した下落の基調を歩んで来ました。



一方でドルは世界の高金利通貨になりました。ここらで逆回転が引き起こされた場合は素直にドル円↑を通じて日本株にも好影響すると期待しています。

ブローカー建玉確定値

ブローカーごとの建て玉確定値です。ゴールドマンサックスの225ショートポジションは随分と巻き戻してきました。

TOPIXです。
行き過ぎたショートの是正は継続すると見ています。

2018年4月23日月曜日

金利上昇再開

米長期金利、上昇再開となりました。23日のアジア時間で米10年物国債利回りが2.97%まで上昇しました。4年3カ月ぶり高水準を付けた前週末から一段高の展開です。新規の売り材料は特に聞こえてこないです。


金利と株価の綱引きに、ドル円が加わり方向性を複雑に見せています。私は問題無いだろうと見ています。

2018年4月20日金曜日

イールドカーブ・フラットニングが話題です

イールドカーブの平坦化が投資家の話題の的です。連日、逆イールドリスクについて話し合われているのを耳にします。


歴史的に見ると大きな株価の下げの前にイールドカーブの平坦化と逆転が現れています。悲観論者は暴落の予想を的中させるものとして、大きくこれを取り扱っている訳です。 

ところでBloombergにこの様な記事が出ています。


景気後退の前兆、「逆イールドは想定せず」:サンフランシスコ連銀総裁


サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、当局は漸進的に利上げしており、逆イールドが起きることはないとの認識を示した。総裁は6月にニューヨーク連銀の総裁に就任する。

ウィリアムズ総裁はマドリードで17日、逆イールドは「リセッション(景気後退)の強いシグナル」であり、歴史的に見て「金融当局が引き締めサイクルにあり、市場が景気見通しへの信頼感を失っている時」に発生したと指摘。その上で、今はそのような状況ではないと続けた。
  総裁は「イールドカーブのフラット化はこれまでのところ通常の動きの一部だ。当局が利上げする中で長期金利はやや上昇した。イールドカーブがフラット化するのは全く正常なことだ」と述べた。

利上げペースの若干の加速を市場が織り込む中で、米2年債と10年債の利回り差はここ10年余りで最小となっている。だがウィリアムズ総裁は「逆イールドの兆候はまだ見られない」と述べた。(Bloomberg)


どの様に解釈するかは、投資家次第です。私は、今度のフラット化は無視できると考えていますが、さて?

2018年4月19日木曜日

ブルなのか、ベアなのか

75MAから上の維持力がブルベアを占うと思います。ようやくイーブンまで戻したところですね。



景気指標が下げだした事を気にしている日経新聞の記事なんかを良く目にしますが、私はこれは問題ないと思います。

景気指標のピーク感は既に2月の時点で大物投資家が指摘してきた通りで、私もそれを気にして24,000円を売るべきだとの論を展開してきました。

今更一時的なピークアウトを懸念した売りポジションを構築するのでは遅すぎると、今の、私は考えています。

完全に景気が腰折れする事態になると、考えるなら話は別ですが、私はそれは無いだろうと考えています。



今は買って良いタイミングだと期待しています。

景気のピークアウト理論は、米国経済を甘く見積もっている気がします。長期金利<潜在成長率が継続するのですから適温経済も続行です。

①投資利鞘が厚く、貸し倒れの可能性の低い優良な資金需要が旺盛なこと

②そのため銀行は貸出に十分なスプレッドを乗せられること

③トランプ大統領やパウエル次期FRB議長がドッド・フランク法廃止など金融規制緩和に積極的なこと

イールドカーブ懸念を言い出す人は多いのですが、それについて「今度は違う」唱えるのはソニーファナンシャルです。支持します。

2018年4月18日水曜日

ポジション

22,000円を回復しました。ここで5限コール22,500円~23,000円をロングで仕込みました。


好調ハイイールド債

ハイイールド債はかなり戻しています。



投資家群は潜在的にはリスク選好的だと解釈します。ハイイールド債は別名「炭鉱のカナリア」です。


炭鉱のカナリアは、以前炭鉱で発生する毒ガスをいち早く検知するために実際に使われていたことに由来しており、つまり危険をいち早く検知できることを意味しています。
ハイイールド債に格付けされる会社ですから、安定格付けされている会社と比べて経営する上での体力が小さいので、景気が悪くなるとそのような会社からデフォルトリスクに晒される事になります。

したがって市場が景気後退のリスクを感じると、いち早くこのハイイールド債が下落する可能性があるため、重要な先行指標であると言う投資家は少なくないです。

2018年4月17日火曜日

AIはベアトレンド入りが近いと予想

私の意見ではありません。マネックスのAIレポートがそう言っています。

マネックスが開示しているAIによるマーケットレポートには下落トレンド入りが近い事が示されています。(GMAIインデックス)


単なるネタの1つで、スルーします。

膠着状態、移動平均は徐々に収束へ

膠着状態が継続しています。


嵐の前の静けさでしょうか?宮田さんは移動平均の収束を日々指摘しています。

宮田直彦さん(MUMS):
(移動平均線の収束が相場上放れ接近を示唆か)
足元で移動平均線の収束がみられる。4 月 13 日終値時点で、13 日 MA(21,558 円)、21 日 MA(21,434 円)、34日 MA(21,512 円)、200 日 MA(21,418 円)という風に。

このような収束が起こるのは、日経平均が 19,500 円処から急騰を開始した 17 年 9 月以来およそ 7 ヵ月ぶりのことである。今回の移動平均収束も、相場の上放れ接近を示唆するものとして注目できよう

2018年4月16日月曜日

先物確定値

先物建玉、先週末の確定値です。

日経225
ゴールドマンサクッスの日経225ネット売り越しポジションが45,000枚まで縮小してきました。依然、高水準ですが、是正を迫られている印象です。


TOPIX

宮田直彦さん(MUMS)

1 月からの調整は(3)-2 波、既に「サード・オブ・サード」の上昇入りも16 年 6 月安値(14,864 円)からは、先々3 万円を大きく上回ることが想定される第(3)波である。1 月からの調整は第(3)波中第 2 波と読め、この見方通りなら、次は第(3)波の第 3 波(サード・オブ・サード)の番である。それは 1 年程度先の日経平均を、3万円に押し上げるようなパワフルな上昇波動になるだろう。

第2波の下値メドとして、第1波の上昇に対する38.2-50%押し(日経平均20,589-19,496円、TOPIX1637-1552)が妥当である。第 1 波中の第(v)波は延長しており、第 2 波の調整は延長が始まった水準まで続くことが多い。延長が始まったのは 17 年 9 月 19 日だ。この日、日経平均と TOPIX は前日(15 日)の日足からマドを空けて上昇した。

日経平均の直近安値は当時のマド(19,933-20,122 円)に達してないが、TOPIX はマド(1640-1654)の一部を埋めている(3 月 26 日安値が 1645)。既に第 2 波調整は終わり、「サード・オブ・サード」に入った可能性も小さくない。

2018年4月15日日曜日

週末読書:米国株式ウィークリー(MUMS)

主要中銀が金融政策の正常化を模索し始めたため、金融相場の色彩は薄れつつあり、業績相場が続くかどうかが重要になる。これから決算発表のシーズンを迎える。市場の関心は「政策」から、個別企業の「成績表」に移ろうが、同時に業績相場の持続性を占うことになる。トムソンロイターが集計するS&P500種のアナリストの業績予想は、2018年第1四半期、同第2四半期ともに日を追うごとに上振れている。前者のEPS予想は4/12現在で前年比+18.4%、後者は同+19.7%と伸びる見込みである。


2018年第1~2四半期の高い伸びが予想されているということは、株式市場は既に今年前半の好業績を織り込んでいると判断され注意が必要な面もある。市場予想に満たない「成績表」は失望売りを誘う可能性があるためである。

ただし、第1四半期の業種別EPSの伸び率の変化を見ても殆どの業種でアナリスト予想が上方修正されている。米国市場は投資環境の変化に
晒され、乱高下を余儀なくされていたが、足もとの流れを捉えた場合、「業績相場」は継続していると考えられる。

2018年4月14日土曜日

週末読書:注目は中立金利(第一経済)

藤代さん(第一経済)
FOMC議事録を受けてのレポート

今回の議事要旨では中立金利(3%程度)を超える利上げ計画が一部で示されたが、ドットチャートの形状は、昨年9月頃からこうした状態にあったので驚きではない。寧ろ注目すべきは、向こう数回のドットチャート改定時に中立金利そのものが上方修正されるか否かだろう。中立金利の上方修正は、利上げ計画の終点への到達時期が後ろ倒しされる意味を持つことから、それはイールドカーブの形成に大きな影響を与え、USD/JPYへの含意も大きい。USD/JPYを予想するうえでは、2018年の利上げ計画より中立金利を注視すべきだろう。

2018年4月13日金曜日

ポジションSQ通過

4限SQ無事通過。一連の下落で損失抱えましたが何とか復元、形にできました。


暴落した日、これだけ安い所でコールオプションを順に仕込めたので復元できたのですが、それらのポジションは全てSQへ持ち込み。途中ハラハラもしましたが、結果オーライ。

次5限もチャンスを待ちます。また勝つぞ★

2018年4月12日木曜日

海外勢投資家が少しでも買い戻した時…

ごく近年、海外投資家はそこまで積極的に日本株を買っていません。13年の爆買い以降は海外勢の買い姿勢は比較的低調なんですよね。それでも17年の様に株価は大幅に上昇しています。


常に買っているのは日銀です。 16年に至っては海外勢売り越しにも関わらず年間通じてギリギリですが日経平均はプラスを維持しています。

16年に何があったか?…日銀のETF購入倍増、6兆円バズーカ発射です。

では今年今の状態で、海外勢が日本株を買い戻したら、どうなるでしょう?

驚くべきCoTデータ、投機の激しい円ロング

投機家による過剰な円ロング。CoTは驚くべき、混み合いの様相です。これは何かしらトリガー引けば一気に円高の全てを逆回転させることも想定した方が良さそうです。



勿論、投機筋のポジション巻き戻しに伴うドル円上昇の程度はファンダメンタルズに応じて様々ですが。ビッグ・アンワインドが到来する可能性は高いと予想しています。

2018年4月11日水曜日

一目、先行線1

(雲下弦)先行スパン1が立ちはだかります。
225先物、ドル円共に似た展開です。


ところで先行スパンってどんな計算式でしたっけ?簡単です。

・転換線=(過去9日間の最高値+過去9日間の最安値)÷2
・基準線=(過去26日間の最高値+過去26日間の最安値)÷2
・遅行スパン=当日の終値を26日過去にずらして描画
・先行スパン1=(転換線+基準線)÷2を26日将来に描画
・先行スパン2=(過去52日間の最高値+過去52日間の最安値)÷2を26日将来に描画

※一目均衡表の日数計算は全て当日を含めた計算

解説:
https://column.cx.minkabu.jp/5310

先行スパン1は長期(52日間)の下げ相場に対する三分の一戻しの位置にあたる。(日数も関係しますが)

さて、金利差を無視しだした展開から最安値まで、52日間というのはそこそこ妥当な日数を捉えているので先行スパン1は強敵だと思う訳です。

しかし、私はトレンドの完全転換を予想している訳で、この先行スパンでの足踏みは単なる日柄調整的な意味しか、持たないだろうと見ています。

2018年4月10日火曜日

貿易戦争転じて、貿易拡張となれ

売り枯れ、何となくそんな言葉が似合う地合いになって来ました。



中国から前向きな言葉が報道されました。

習近平中国国家主席
「中国は海外金融企業のビジネスを広げていく」
「中国は自動車を中心に外資保有制限を緩和へ」 
「中国は知的財産権の保護強化へ」
「中国は輸入拡大するだろう」
「中国は今年、自動車輸入関税引き下げる」
「中国は自動車関連製品の関税引き下げへ」(Bloomberg)

世界が悪くなる方向へ無理に向かおうと誰かが指導している訳ではありません。利害が対立しようと少なくとも自国には利益があるように振る舞うのです。自国優先主義の中でも折り合う点を見出だせば、よりよい世界が待っていると思います。

2018年4月9日月曜日

先物確定玉

先週金曜日の先物確定玉

225

TOPIX
相変わらずゴールドマンサックスの225売り越しが目立っています。今度はゴールドマン、間違えるのではないでしょうか。

IMMポジション、スッキリ?

藤戸さん(MUMS)
ニュー・キャッシュ(新年度の運用資金)が流入するファンドは、各アセットに買入を行ってポートフォリオを構築するシーズンでもある。これは為替相場でも同様であり、CFTC(米商品先物取引委員会)が発表しているドル/円相場のヘッジファンド・先物ポジションは、4/3時点で+3,572枚と円買いに転換した。

2/20時点の▲108,338枚から11万枚超のショート・カバーが執行され、需給的にはスッキリだ。


相場的には「5月前半までリバウンド継続」の見通しは変えていない。下落はむしろチャンスと解釈したい。

米GDPギャップと潜在成長率、政策金利

比較的長期でまとめてくれている中立金利と政策金利の図です。保存版として。逆イールドカーブ論に対抗する見方のひとつですね。穏やかな利上げ継続でもまだ米国景気は拡大できると考えています。


●MUMSレポート
現在、米国の自然利子率(中立金利)に連動する潜在成長率は低水準にある。期待インフレ率の持続的な上昇がない中で段階的な利上げを行うと予想外の景気悪化を招く恐れがあると考える。

こうした中、今後、NY連銀のダドリー総裁の後を引き継ぐ形で就任するのは、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁である。同氏は中立金利の第一人者であり、金融政策の運営を論理的に実行してくれると期待している。

2018年4月8日日曜日

宮田直彦さん(MUMS)

D波なら3ヶ月以内に110円とのことです。

【ドル/円】
(波動カウント)
15 年 6 月(125.86 円)からの(B)波はトライアングル(A-B-C-D-E)。16 年 12 月(118.66 円)からは C 波(a-b-c)であり、さらに 17 年 11 月(114.73 円)からは C-c 波に位置づけられる。

(47 週サイクルボトムか)
過去 10 年間、ドル/円は平均 47 週間隔で底入れしてきた。17 年 4 月 17 日(108.13 円)から 49 週目に当たる3 月 26 日の 104.56 円を以て 47 週サイクルボトムを付けた可能性がある。
水準的にも 104.56 円は、以前あげていたサポートレベル(104.20-104.29 円)に近い。104.20 円というのは C 波中 a 波と c 波の値幅が一致する水準。104.29 円は、B 波の A 波に対しての戻り率(73.1%)を基準に、C 波が B波の73.1%押しになると仮定した場合の水準。

(C 波完了・D 波開始の可能性)
4 月 5 日には一時 107.49 円と 2 月 28 日以来のドル高・円安水準を回復。この動きにより 17 年 11 月以降で続いてきたドル/円の「高値切り下げ」パターンが終了した。加えてこの日は日足転換線が基準線を 1 月 8 日以降で初めて上回った。これらは C 波終了・D 波開始の可能性を高めている。

(D 波開始なら 3 ヵ月以内に 110 円試しへ)
D 波が始まったのならドル/円は今後 3 ヵ月以内をメドに 110 円試しとなろう。C 波の下落に対し 38.2%戻りが 109.95 円である。

2018年4月7日土曜日

貿易戦争懸念、落ち着いて対処

米中貿易戦争懸念の再燃
加えて輸入自動車への規制強化

米国指数は2%を超える下落


雇用統計は予想を下回るも大きな問題とも思えず、米国経済は好調を維持、なおかつ利上げ路線は継続を表明。とすれば貿易戦争懸念のみが残り政治が株の足を引っ張るいつもの展開。

このパターン、その内、材料としてはいずれ陳腐化の予感?

2018年4月6日金曜日

今晩、指標待ちか

日経平均先物は前回の頂上を越えています。


ドル円は雲下限付近まで既に到達しており、抵抗されるか一気に破るかが注目のポイントです。


米長期金利は上昇基調を維持しています。5日の米10年物国債利回りは2.83%に上昇して引けました。米中間の貿易紛争に対する懸念後退から米株式が3日続伸。リスクオンの流れを背景に売りが継続しました。6日に3月の米雇用統計の公表を控え持ち高調整も入ります。

アジアタイムは適当にこなす日ですね。

2018年4月5日木曜日

やりすぎは良くない

裁定売り残はまた最高記録を更新しました。



展望に明るさが戻る頃、需給が急激に改善する予感がしますね。空売り比率はもうずっと40%台。



先週末の建玉残ですが、ゴールドマンサックスの225ショートも驚くレベルの売り越しになっています。



米株の調整を理由に、日本株にはかなり偏ったことをマーケットはやっている様に思えて仕方ないです。やりすぎの反動はとても大きなものになると思えます。

2018年4月4日水曜日

ドル円上昇

ドル円のMACDやRSIの水準が上昇鮮明となっています。


一方、昨日の日経新聞のマーケット欄にはドル円は上昇しない。景気ピークアウトや後退シグナルが出ているから。という記事が複数出ています。


日経新聞の説明は、ISMのピークアウト、イールドカーブの平坦化で、これまで何度も書いてきた事です。2月初旬にレイダリオが言い出した事から言うと、日経のはヤバい程に(2ヶ月ビハインドw)出遅れ記事です、そのため既にまともなファンドは日本をアンダーにしています。(日本株シェア0.7%台)

だから、この記事読んで今さら悲観するのは間違いだろうと考えます。

いずれにしても最終的には私はそれらの懸念は必要無いもだろう、とも私は考えています。

2018年4月3日火曜日

藤戸則弘さん(MUMS)

ファンドマネージャー時代の私の経験論からも、予想PER12倍台のショートは、好材料が出ると一発で1,000円以上大幅に担がれるリスクに満ち満ちている。ショート(空売り)は、ロング(買い)以上に神経を使う。


巧みなヘッジファンド・マネージャーほど、今はナーバスになっているはずだ。なぜならば、国内機関投資家の決算対策売りは、4月新年度と共に雲散霧消してしまう。むしろ、イン・フロー(新資金流入)があるファンドは、買いを実施するシーズンでもある。

宮田直彦さん(ドル円)

(投機筋の円売りポジションはほとんど解消された)

3 月 27 日時点で IMM 通貨先物市場における非商業部門のドル/円ポジションは 3668 枚の円売り越し。17 年11 月時点には約 13.6 万枚もあった円売り越しポジションはほとんど解消されたことになる。

過去、非報告部門の円買いがピークを過ぎるとドル/円が底打ちするというパターンがみられる。非報告部門の円買い越しは 3 月 27 日時点で 11091 枚。前週から大幅に増え、非報告部門の円買いがピークを過ぎたか否かの判断は今後に持ち越された。

しかし、ドル/円が底打ちするのはそろそろと考えられる。

日先マイナス400円


豊島逸夫さん:
ダウ700超急落中。日本時間午前3時過ぎ。テスラ8%⬇自動運転事故実態明らかになるにつれ同社経営不安。キャッシュクランチ懸念。アマゾンj6%⬇トランプの同社口撃激化。国の郵便を濫用等々。LIBORも急騰。これは金融市場に「異音」。気持ち悪い株価下落。貿易戦争も、中国反撃を嫌気。


米国株から資金流失、ハイテク不調も祟りチャート全般は徐々に長期移動平均線の傾きが怪しくなっています。🌸開花はピークを過ぎますが、予想よりマーケットは荒れています。


S&P500が2560近辺に下げ、チャート上の節目とされた200日動平均線(2589)を下回った。2016年6月以降、ほぼ2年間にわたって下値支持線になっていた同平均線を割り込み、市場心理を冷やした。(日経)

宮田直彦さん(MUMS)

(底入れか) 4 月 27 日に 127.41%だった TOPIX 騰落レシオ(25 日)は低下傾向(5 月 30 日は 94.23%)。またこの日の日経平均RSI(14 日)は 37.8%へ低下した(5 月中旬には 70%を超えていた)。TOPIX は一時 1731 まで下げ...