2017年10月29日日曜日

週末読書:Q.米国の景気拡大はいつまで続くの?(みずほ)

▶️Q.米国の景気拡大はいつまで続くの?

A.米国の労働市場では、需要(求人数)と供給(求職数)の間に不均衡は生じていません。米国が近く景気後退に陥る可能性は低いと考えられます。


景気後退とは、財市場や労働市場、金融市場で
生じた「需要と供給との間の不均衡を調整する局面」といえます。

 このうち労働市場における需給の不均衡を示す指標に、労働需給ミスマッチ指数があります。これは、企業の求人数(労働需要)と求職数(労働供給)のかい離の度合いを主要業種ごとに測定、統合し、指数化したものです。


 求人数の統計が遡れる2001年以降では、労働
需給ミスマッチ指数が上昇に転じると、つまり労働需給の不均衡が拡がると、間もなく景気後退に陥っているのが見て取れます。


 同指数は、2015年に上昇しましたが、16年の年初には再び低下、以後は概ね14~15年頃の低い水準で推移しています。米国景気が近い将来、景気後退に陥る可能性は低いといえます。

…逆張り的な見方をするなら、上昇する時はいつもこの辺りの水準から、だけどな

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

宮田直彦さん(MUMS)

(底入れか) 4 月 27 日に 127.41%だった TOPIX 騰落レシオ(25 日)は低下傾向(5 月 30 日は 94.23%)。またこの日の日経平均RSI(14 日)は 37.8%へ低下した(5 月中旬には 70%を超えていた)。TOPIX は一時 1731 まで下げ...