2017年8月29日火曜日

暴落を予想するということ

バブルが弾けるキッカケを説明する事はとても難しい。例えば、2000年ITバブルの崩壊は何がトリガーイベントだったのか?を明示できる投資家はいないだろう。

サブプライム、リーマンSが無くても、巨大な崩壊は起こりうる。過熱した投機の蓄積から、ある時(多くの参加者にとっては急激に)総崩れとなる。

だからcycleはファンダメンタルズと同時に重視すべきで、“暴落前は常に明るい”という事を理解し、理性を利かせてくれる。



このブル相場は金融緩和によって引き伸ばされた過去2番目に長い景気拡大だ。レバレッジの拡大は資産に傾いていて、経済低成長下の異様な株高を低金利が支えている。

市場の動向は次第にファンダメンタルズから解離して、モメンタム依存的となる。当然、モメンタム投資の隆盛はチャートに現れる。“やり過ぎ”が目に見える形で描出されるのだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

宮田直彦さん(MUMS)

(底入れか) 4 月 27 日に 127.41%だった TOPIX 騰落レシオ(25 日)は低下傾向(5 月 30 日は 94.23%)。またこの日の日経平均RSI(14 日)は 37.8%へ低下した(5 月中旬には 70%を超えていた)。TOPIX は一時 1731 まで下げ...