バブルが弾けるキッカケを説明する事はとても難しい。例えば、2000年ITバブルの崩壊は何がトリガーイベントだったのか?を明示できる投資家はいないだろう。
サブプライム、リーマンSが無くても、巨大な崩壊は起こりうる。過熱した投機の蓄積から、ある時(多くの参加者にとっては急激に)総崩れとなる。
だからcycleはファンダメンタルズと同時に重視すべきで、“暴落前は常に明るい”という事を理解し、理性を利かせてくれる。
このブル相場は金融緩和によって引き伸ばされた過去2番目に長い景気拡大だ。レバレッジの拡大は資産に傾いていて、経済低成長下の異様な株高を低金利が支えている。
市場の動向は次第にファンダメンタルズから解離して、モメンタム依存的となる。当然、モメンタム投資の隆盛はチャートに現れる。“やり過ぎ”が目に見える形で描出されるのだ。
2017年8月29日火曜日
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宮田直彦さん(MUMS)
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