藤戸氏
夏場までは、日経平均の予想PERにおいて、①下値メドのマイナス1σ13.5倍接近で買い、②フェアバリューの14.8倍前後で売るのが正解だった。
しかし、今回衆院選の劇的な展開、自民党議席獲得率61.1%の大勝が、相場の前提条件を大きく書き換えた。今後は、盤石な政治体制の下で、安倍政権の景気刺激的政策運営と、黒田日銀による超緩和策の長期化が必至の情勢である。
こうしたインパクトの大きなイベントがあった場合には、②のフェアバリューが底になり、③のプラス1σ16.2倍が上値メドとなる相場に局面は急転換したと看做すべきだろう。11/9の日経平均EPS1,509円を前提にすれば(今後さらに上ブレする可能性がある)、②は「1509円×
14.8=22,333円 」、③は同様に24,445円となる。
つまり、日経平均は「22,000円台前半~24,000円台半ば」が新しい想定レンジになったものと思われる。
手堅く見て、22,000円割れで買いとの手法も考えられるが、外国人投資家の買い意欲が衰えず、上記MRFの残高膨張を考慮すると、空振りになるリスクも否定し難い。今回の波乱が落ち着きを取り戻せば、再びラリーとなる可能性が濃厚なだけに、想定買入水準よりもやや上値での積極的な姿勢が要求されよう。
日米共に、クリスマス・ラリーからニュー・イ
ヤー・ラリーが視野に入るシーズンでもある。
★21,900円迄の調整と見ている私と近い意見、かな?
2017年11月13日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
宮田直彦さん(MUMS)
(底入れか) 4 月 27 日に 127.41%だった TOPIX 騰落レシオ(25 日)は低下傾向(5 月 30 日は 94.23%)。またこの日の日経平均RSI(14 日)は 37.8%へ低下した(5 月中旬には 70%を超えていた)。TOPIX は一時 1731 まで下げ...
-
ドル円、東京時間弱く底になりやすく。 季節的な円買いのフロー。 2月に米国債の償還や利払いなどが膨らむことによって、2月半ばから3月半ばに円高になる傾向。 国内外債売り、円転、東京時間は特にドル円が重たい理由なのかも?更に 今日のオペ減額はイケてない。 あと1回、...
-
1357でシコっている投資家の声 …いつからホールドしているかは知りませんが、そうやって損失抱えて、頑張って握っているらしい。 ・1357が何故減価するのか? ・何故長期投資に向かないのか? ・減価理由は何なのか? ・いくつあるのか? ・費用は? 何にも...
-
▶️ドラゴンパターンの定理によると、日経平均は近く、少なくとも24,000或いは25,000を越える チャートテクニカル分析の1つ、ドラゴンパターンはご存知でしょうか? 使うのは水平線だけで、後はローソク足の「形」だけで判断をします。 1. 下落相場での底が...
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。