2017年11月13日月曜日

藤戸氏、22,000-24,000の相場に

藤戸氏

夏場までは、日経平均の予想PERにおいて、①下値メドのマイナス1σ13.5倍接近で買い、②フェアバリューの14.8倍前後で売るのが正解だった。

しかし、今回衆院選の劇的な展開、自民党議席獲得率61.1%の大勝が、相場の前提条件を大きく書き換えた。今後は、盤石な政治体制の下で、安倍政権の景気刺激的政策運営と、黒田日銀による超緩和策の長期化が必至の情勢である。

こうしたインパクトの大きなイベントがあった場合には、②のフェアバリューが底になり、③のプラス1σ16.2倍が上値メドとなる相場に局面は急転換したと看做すべきだろう。11/9の日経平均EPS1,509円を前提にすれば(今後さらに上ブレする可能性がある)、②は「1509円×
14.8=22,333円 」、③は同様に24,445円となる。

つまり、日経平均は「22,000円台前半~24,000円台半ば」が新しい想定レンジになったものと思われる。



手堅く見て、22,000円割れで買いとの手法も考えられるが、外国人投資家の買い意欲が衰えず、上記MRFの残高膨張を考慮すると、空振りになるリスクも否定し難い。今回の波乱が落ち着きを取り戻せば、再びラリーとなる可能性が濃厚なだけに、想定買入水準よりもやや上値での積極的な姿勢が要求されよう。

日米共に、クリスマス・ラリーからニュー・イ
ヤー・ラリーが視野に入るシーズンでもある。

 
★21,900円迄の調整と見ている私と近い意見、かな?

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