2017年10月13日金曜日

9月FOMC議事要旨 過去は書き換えられている ~そのとき平均時給は加速していた~(第一生命)

ややハト印象のFOMC 議事録も、過去分の賃金の上方修正は当然含まれていません。従って次のFOMCで強めのタカアナウンスになろう、という趣旨ですね。

▶️9月FOMC議事要旨 過去は書き換えられている ~そのとき平均時給は加速していた~(第一生命)

10月6日発表の9月雇用統計で7・8月の平均時給が大幅に上方修正されたことに鑑みると、ハト派の懸念は既に一部払拭されているようにも思える。

9月FOMC時点で手元にあった最新の平均時給は前年比+2.5%と、それまでの上昇が一服する形となっていた。しかしながら、その後の上方修正と9月分の加速によって最新の値は+2.9%へと大幅に加速している。FEDが最重要視するのはPCEデフレータだが、平均時給も重要なインフレ指標の一つである以上、FEDハト派はその基調反転をインフレ率下げ止まりの兆候として認識している可能性がある。

このように10月6日に9月FOMC時点の過去が書き換えられたことに鑑みると、次回11月FOMC(10/31-11/1)では12月FOMCの利上げ再開に向けて強めのシグナルが発せられる可能性があるだろう


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