2017年11月9日木曜日

企業売上げ高が伸びない、GDPも人件費も伸びない、だけど利益拡大。

▶️宮田論
11 月 8 日の日経平均今期予想 EPS は 1506.49 円と過去最高水準を更新、初めての 1500 円超えとなった。一方、この日の予想 PER は 15.21 倍に過ぎない。現在のマーケットは、日経平均が上昇しながらバリュエーション面での割高感が台頭しないという、典型的な業績相場となっている。

18 年度 EPS が今から仮に 5%上昇すれば EPS は 1580 円程度。それに基づくと、日経平均は PER15 倍で約 23700円、PER16 倍なら約 25300 円、そして PER17 倍(これは、13 年 5 月以降のほぼ上限)であれば約 26900 円だ。

…宮田さんはここまでにして、ところで。

日本株の過小評価が正当評価に戻る課程。正当評価のレンジの内PERは何処まで許容されるか興味深い。PERのヒストリカルレンジから見て現在はごく平均的な位置です。

改めて見ると腹立つ程、儲かっている経常利益。よく見て「売上げ高は上がってない」。こういう成長モデルにはいずれ限界は訪れるだろう。閉塞感の中の株高。ただ、株価は利益の方を見る。だから個人投資家は違和感を覚えるのかも知れない。

日銀ETFは余力たっぷり。

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宮田直彦さん(MUMS)

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