高額消費が復調 クルーザー・高級レジャー活況
2018/03/10 20:49 日経速報ニュース 727文字
国内で高額消費が復調している。数千万円もするクルーザーや高額の旅行商品の販売が昨年、大幅に上向いた。直近では株価が不安要因ではあるものの、2019年以降に消費税や所得税の引き上げを控え、富裕層や法人名義の高額消費は活発に推移すると販売店の多くは見ている。
超高額品の販売は日経平均株価が17年秋に2万2千円を超え、約26年ぶりの高値となったのを機に横ばいや微増の傾向から大幅な上昇に基調が転じた。2月に世界同時株安の様相が強まったが、直近高値からの下落幅は1割程度。富裕層が保有する株の含み益はなお大きく、超高額品は安定した販売が続いている。
超高額品の販売は日経平均株価が17年秋に2万2千円を超え、約26年ぶりの高値となったのを機に横ばいや微増の傾向から大幅な上昇に基調が転じた。2月に世界同時株安の様相が強まったが、直近高値からの下落幅は1割程度。富裕層が保有する株の含み益はなお大きく、超高額品は安定した販売が続いている。
ヤマハ発動機の7千万円を超す高級クルーザー「EXULT36」は17年の販売台数が前年比で3割増え、今年末まで予約で一杯だ。「リーマン・ショック前の水準に受注が回復した。特に低空飛行だった関西圏の伸びが著しい」(同社)
8日に横浜市で開幕したボートショーを通じ1億4000万円を超すクルーザーも年間目標の4隻の売約が確実になった。ヤンマーもプレジャーボートの売り上げが好調。富裕層を中心に約3千万円のフィッシングボートが人気だという。
8日に横浜市で開幕したボートショーを通じ1億4000万円を超すクルーザーも年間目標の4隻の売約が確実になった。ヤンマーもプレジャーボートの売り上げが好調。富裕層を中心に約3千万円のフィッシングボートが人気だという。
高級輸入車の販売会社からは「宝飾品などと迷ったうえで自動車に流れてくる富裕層が増えた」(輸入販売会社)との声が聞かれる。英アストンマーティンは2千万円を超すスポーツカーなどが伸び17年の販売台数が前年比7割増だった。足元では減速しているもののビジネスの立ち上げに成功した経営者が会社経費で購入し資産として償却していくケースが多いという。
高級レジャーも活況でJTBの最高級パッケージツアーでは南極クルーズ(大人1人408万円)が人気だ。数百万円の旅を即決する客もいるという。
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