2018年1月19日金曜日

週末読書:バロンズから

バロンズ

米投資会社バークシャー・ハサウェイの最高経営責任者(CEO)で著名投資家のウォーレン・バフェット氏は先週、米経済専門ケーブルテレビ局CNBCのインタビューに応じ、自社が現預金を米国債で保有していることを明かし、その総額は約1000億ドルになると見積もった「オマハの賢人」をまねして失敗するということはめったになく、これは貯蓄志向の人々にもおすすめできる。



12日時点で米国債1カ月物、3カ月物、6カ月物の利回りはそれぞれ1.3%、1.44%、1.6%だった。胸が躍るような利回りではないが、ほとんどの銀行口座や証券口座の利子、マネーマーケット・ファンドのリターンよりは断然ましである。
 言うまでもないが、特にバークシャーのような機関投資家にとって米国債は安全性と流動性において最も信頼できる資産である。新たな税法の下で州税・地方税の控除がなくなったこともあり、税率が高い州に住む個人投資家にとっても州税・地方税から控除される米国債はますます魅力的になった。

 メルトアップ(ある資産クラスに突然投資家が殺到し、想定外で劇的な投資パフォーマンスの改善が生じる現象)が起きている今日の市場で米国債を含む現金ほど有効な逆張りなどあるだろうか

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宮田直彦さん(MUMS)

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