2017年10月17日火曜日

米国決算、まず好調な出足し

MUFGの見方:
米国 良好な景気と企業業績を素直に反映し、目先は株高・長期金利上昇が継続か…

先週も11日にNYダウとS&P500、13日にナスダック総合指数がともに最高値を更新するなど、米国株式は堅調な地合いが続きました。

特に、良好な半導体市況に加え、中長期的な成長期待も高いIT、足元の原油価格や金利の上昇
を背景に好調なエネルギーや金融などが全体をけん引する構図となっています。増益期待の高さも相場の追い風となっています。

先週から7-9月期の主要企業決算発表が始まり、まだ序盤ではありますが、EPSが事前予想を上回った企業の割合が84%と滑り出しは順調です。通年のEPS(前年比)は2017年:+19.6%→2018年:+13.9%と堅調が見込まれています

業種別では、個人消費関連がやや見劣りする印象もありますが、直近9月の小売売上高は前月比+1.6%と力強く(8-9月のハリケーンの影響でブレが大きくなっている点は注意)、雇用改善も続いていることから、安定した内需に支えられ、幅広い業種で業績回復が続く公算は高いとみています。


…好調な決算は結構だが、それでも株価の走りすぎはリスクには違いない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

宮田直彦さん(MUMS)

(底入れか) 4 月 27 日に 127.41%だった TOPIX 騰落レシオ(25 日)は低下傾向(5 月 30 日は 94.23%)。またこの日の日経平均RSI(14 日)は 37.8%へ低下した(5 月中旬には 70%を超えていた)。TOPIX は一時 1731 まで下げ...