MUFGの見方:
米国 良好な景気と企業業績を素直に反映し、目先は株高・長期金利上昇が継続か…
先週も11日にNYダウとS&P500、13日にナスダック総合指数がともに最高値を更新するなど、米国株式は堅調な地合いが続きました。
特に、良好な半導体市況に加え、中長期的な成長期待も高いIT、足元の原油価格や金利の上昇
を背景に好調なエネルギーや金融などが全体をけん引する構図となっています。増益期待の高さも相場の追い風となっています。
先週から7-9月期の主要企業決算発表が始まり、まだ序盤ではありますが、EPSが事前予想を上回った企業の割合が84%と滑り出しは順調です。通年のEPS(前年比)は2017年:+19.6%→2018年:+13.9%と堅調が見込まれています。
業種別では、個人消費関連がやや見劣りする印象もありますが、直近9月の小売売上高は前月比+1.6%と力強く(8-9月のハリケーンの影響でブレが大きくなっている点は注意)、雇用改善も続いていることから、安定した内需に支えられ、幅広い業種で業績回復が続く公算は高いとみています。
…好調な決算は結構だが、それでも株価の走りすぎはリスクには違いない。
2017年10月17日火曜日
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