もうそんなシーズン、ですものね。
企業収益は過去最高を更新2017年度の企業収益は中間決算で大幅な上方修正となり、日経平
均の予想EPSは過去最高の1,500円台に上昇。採用銘柄の当期利益は会社計画で前年度比+11.8%となった。一方、アナリスト・コンセンサスでは2017年度が同+15.1%、2018年度は会社計画比+10.8%と更に伸びる予想となっている。
PERは過去平均水準で推移一方、予想PERの拡大は限定的となる見通し。2018年のドル/円相場は2017年とほぼ同水準の平均112円程度と予想。企業の想定レートとの乖離が小さく、為替面からの業績効果は期待し難い。PERは過去平均の14.9倍を意識したプレミアムに留まると予想される。
2018年の株価は業績水準による実力勝負の年
為替メリットを享受し難い2018年は、ベースとなる企業収益の伸びが株価を左右する。本決算発表期の4月~5月に向けては、市場期待値である2018年度コンセンサス妥当水準(約1割増益、PER14.9倍)の25,000円水準を意識。一方、期初の会社計画は例年慎重数字が並ぶ傾向があり、決算一巡後は反動安も。また、景気モメンタムが鈍化した場合はPERの低下が予想され、統計上は会社予想の-1σ :13.5倍水準が下値目処となる。
2017年12月11日月曜日
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