PIMCO2018年経済見通し:
米国の実質GDP成長率は、トレンドを上回るもののコンセンサス予想を下回る2%以下に減速し、コアインフレ率は2018年末までに2%に上昇すると予想しています。技術革新、グローバリゼーション、生産性の伸びの鈍化といった長期的な流れがフィリップス曲線をフラット化させる一方で、緩みがさらに縮小することによって、賃金には短期的に上昇圧力がかかると予想しています。また、現在の雇用および生産の拡大ペースは緩みの縮小に伴い、持続困難になる見通しです。一方で、生産性の伸びが大幅に加速するとも予想していません。FRBは緩やかな引き締め路線を継続し、2018年末までに2~3回の利上げを実行する可能性が高いでしょう。
PIMCOでは基本シナリオとして、(大規模な税制改革ではなく)10年間で5,000億ドル程度の小規模な減税を想定していますが、この程度では経済成長を押し上げることは難しいでしょう。税制問題に関する民主党と共和党の立場は大きく異なるとみられ、両党の合意に基づく税制改革が実現する可能性は低いでしょう。
株価は、危うい期待の先行…
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